2019.07.01

【オタマボヤ合同研究チーム】第2回オンライン面談実施~オタマボヤを手に入れて実験開始~

 海のプランクトン、オタマボヤの生態に迫る3校合同研究チーム。野外でオタマボヤを採取することが予想以上に困難を極めましたが、大阪大学の研究室よりオタマボヤを分与していただけることとなり、めでたく実験をスタートできました。

 オタマボヤは海中のプランクトンを、ハウスと呼ばれる『ろ過装置』に濾し取って捕食します。第一の実験では、須磨海岸の赤潮の原因となっているヤコウチュウをオタマボヤが捕食できるかを検証します。ハウスの持つフィルターの大きさの観点から捕食しないのではないかと予想していますが、もし捕食することがわかれば赤潮研究に明るい知らせとなるかもしれません。

 第二の実験では、オタマボヤが脱ぎ捨てた古いハウスが他の生き物の餌となるかを検証します。でんぷんのりを使ってハウスを模倣したものがアサリの摂食行動にどう影響するかを調べています。ハウスが持つとされる、マリンスノー効果を実験的に再現できることを期待しています。

 第三の実験ではオタマボヤの個体数及びハウスの産出数の増加を目指します。まず注目するのは人間のサプリメントとしても知られる葉酸。オタマボヤの個体数の増加、ハウスの産出の増加につながれば、海のバイオマス増加にも貢献できるかもしれません。

 実験のスタートには手こずりましたが、海のプランクトンの生態をじっくり観察し、海の生き物たちのダイナミズムを感じる研究になっていくことを期待しています。

(アドバイザー:高堂 将広)

海と日本PROJECT
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