北海道・東北ブロック

生物分解できる漁網の研究 ~キチン繊維の可能性~

●研究代表者
中川 葵
●研究代表者所属校
北海道浦河高等学校
昨年から浦河町ではオオズワイガニの大量発生に伴い、カレイ漁の漁網に甚大な被害を与えている。また、漁網に関しても海洋ゴミとなり、海洋生態系に悪影響を及ぼしている。この現状から、私たちは、産業廃棄物となるカニ殻を繊維状に加工し、漁網を作製することで、資源活用と、分解が容易で海洋ゴミとして蓄積することがない漁網が誕生すると考えた。本研究は地域問題だけでなく、SDGsの「17 海の豊かさを守ろう」に関しても大きく貢献できると考えている。研究方法としては、浦河町からカニ殻の回収し、化学処理によりキチン繊維の合成を目指す。完成したキチン繊維を既存の繊維製品と比較実験を行い、キチン繊維の可能性を研究していきたい。

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