三重県南部の岩礁地帯では、ウニの一種であるガンガゼが磯焼けの原因や危険生物として駆除対象になっている。そのようなガンガゼを効率よく駆除することができれば、あるいは、ガンガゼを有効利用する方法が見つかれば地域産業に貢献し学術的意義を見出すことができるのではないかと考えた。実際にガンガゼを採集し様々な実験や観察を行う中で、①棘の構造の特殊性の不思議さ、②食用ウニと比較した味の違いの化学的解明、③生殖発生実験としてバフンウニの代用素材、④ガンガゼの駆除方法の効率化、などについて様々な仮説を立てた。1年間を通してガンガゼの採集を行い、様々な実験や調査をすることでこれらを検証したいと考えた。
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