2019年3月10日(日)、2018年度の最終成果発表会として「マリンチャレンジプログラム2018 全国大会 〜海と日本PROJECT〜」を実施しました。本大会では、5つの地区ブロック大会で全60チームから選抜された15チームによる口頭での研究発表が行われ、審査によって最優秀賞および各賞を決定しました。全国大会当日は、地区ブロック大会後の研究成果をしっかりと見せる、熱意あふれる発表が行われました。発表したすべての学校に優秀賞が贈られ、急遽追加された4つの特別賞を含め計8賞が各チームへと授与されました。
発表テーマおよび各賞は以下の通りです。
発表テーマ | 研究代表者所属校 | 選出ブロック | 受賞名 | |
1 | 農産物残渣を用いたウニの短期養殖 | 神奈川県立海洋科学高等学校 | 関東 | |
2 | 日本海漁業資源調査 ~ヒレグロの秘密にせまる~ | 兵庫県立香住高等学校 | 関西 | |
3 | ヒラメは川で生きられるか | 長崎県立長崎鶴洋高等学校 | 九州・沖縄 | |
4 | シロアリが日本を救う!? ~シロアリ配合飼料が魚体に及ぼす影響~ | 清風高等学校 | 関西 | 特別賞(日本財団 海野光行 様より授与) |
5 | 今治市近海に生息する海岸生物の寄生虫に関する調査 | 愛媛県立今治西高等学校 | 中国・四国 | 最優秀賞 |
6 | 塩害土壌でおいしい低カリウム野菜を栽培する | 福島県福島市立渡利中学校 | 北海道・東北 | JASTO賞 |
7 | 季節による十八鳴浜の変化 | 宮城県気仙沼高等学校 | 北海道・東北 | |
8 | 藻類を活用し海水中の有用な金属イオンの回収を試みた基礎的な研究~アミミドロによるMg回収を目指して~ | 学校法人福島成蹊学園福島成蹊高等学校 | 北海道・東北 | |
9 | 水環境の指標動物となるミズダニの研究 | 山梨英和高等学校 | 関東 | 特別賞(理化学研究所 田中陽 様より授与) |
10 | 遺伝子マーカーを用いた淡水魚類に寄生する扁形動物門吸虫綱の生活環の解明 | 白陵中学校・高等学校 | 関西 | |
11 | ニセクロナマコのキュビエ器官について | 那覇市立古蔵中学校 | 九州・沖縄 | 日本財団賞 |
12 | 小水力発電の普及 | 山梨県立甲府第一高等学校 | 関東 | 特別賞(株式会社リバネス 髙橋 宏之より授与) |
13 | 災害時の使用を想定したポータブル海水淡水化デバイスの開発 | 国立大学法人千葉大学 教育学部附属中学校 | 関東 | 特別賞(東京大学 山縣広和 様より授与) |
14 | 降河回遊種モクズガニにおける海と川の連続性の評価から、増殖へのアプローチ | 金光学園中学・高等学校 | 中国・四国 | |
15 | ヤバいほどアユが遡上しすぎる魚道の開発 | 岡山理科大学附属高等学校 | 中国・四国 | リバネス賞 |
また、同大会では、初開催となった2017年度にプログラムに参加し現在大学生となった修了生が、本年度試験的に実施した修了生向けプログラム「マリンチャレンジNEXT」での活動についてポスター発表を行いました。
<全国大会実施概要>
大会名:マリンチャレンジプログラム2018 全国大会〜海と日本PROJECT〜
日 時:2019年3月10日(日)10:00~18:00
場 所:新宿住友スカイルーム(東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル 47F)
内 容:全国大会選出チームによる研究発表、研究者による講演、ポスター交流
参加者:全国大会選出チーム15チーム、その他見学者 計151名
主 催:公益財団法人日本財団、一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構、株式会社リバネス
審査員:
髙橋 宏之 株式会社リバネス 知識創業研究センター センター長
海野 光行 日本財団 常務理事
都筑 幹夫 一般社団法人日本先端科学技術教育人材研究開発機構 代表理事/東京薬科大学 生命科学部 名誉教授
田中 陽 理化学研究所 生命システム研究センター ユニットリーダー
山縣 広和 東京大学 生産技術研究所 海中観測実装工学研究センター 巻研究室 特任研究員/NPO 日本水中ロボネット
講 演:研究は知恵と工夫と創造〜養殖用飼料の開発から〜(木原 稔/東海大学 生物学部海洋生物科学科 教授)
<お問い合わせ先> 株式会社リバネス 担当:瀬野
Email: [email protected] Tel: 050-1743-9799
◎マリンチャレンジプログラム2019がまもなく始動します
2019年度の採択チームは、ただいま選考中です。本サイト内にて2019年4月中旬頃の発表を予定しています。
◎マリンチャレンジプログラム2019では研究アドバイザーを募集しています
本プログラムでは、大学・研究機関に所属する研究者に、研究アドバイザーとして各チームの研究サポートを行っています。中高生の研究指導に興味のある若手研究者のみなさま、ぜひご参加ください(当社規定による謝金あり)。
◎日本財団、株式会社リバネス、JASTOが行う海に関する3つのプロジェクトをまとめた報告冊子が完成しました
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