第3回となるマリンチャレンジプログラム2019では、2019年4月に約80件の申請の中から40チームを採択。プログラムの正式なスタートとして、2019年4月21日(日)と5月12日(日)、全国5ヶ所にて採択チームへの授与式を実施しました。授与式では、5つの地区ブロックで採択された全40チームへ認定証の授与を行いました。授与式ではまず、採択チームによる研究ピッチを行い、マリンチャレンジプログラムへの意気込みを語ってもらいました。その後、採択チームは、研究の進め方講座を受講し、研究の進め方や研究アドバイザーの活用方法を学びました。最後にこれから地方大会に向けて一緒に研究を行っていく研究チームと研究アドバイザー、リバネス研究メンターとのキックオフミーティングと各地区ブロックに参加する研究チーム同士の交流会を行いました。キックオフミーティングでは今後の研究の予定を再確認したり、アドバイザーからの質問やアドバイスがありました。交流会では参加チームのメンバーたちがなぜその研究をしようと思ったのか、どんなことに興味があるのかなどを話していました。このチームで夏の地方大会での成果発表を目指して研究活動を進めていきます。各地方大会では、全国大会への出場をかけた研究成果の発表を行います。各ブロックより選抜された15チームが全国大会の出場権を得ます。
当日の様子
授与式 開催情報
①北海道・東北ブロック
採択チーム
マリンチャレンジプログラム研究費 | 研究代表者名 | 学校名 |
松原干潟の生物調査 | 渡辺 洸人 | 宮城県志津川高等学校 |
岩泉町龍泉洞地底湖内に繁殖した藻類調査 | 川原 優真 | 盛岡市立高等学校 |
海産無脊椎動物の初期発生における阻害因子の探求と海洋環境への影響 | 高村 健人 | 青森市立古川中学校 |
藻類を用いた海水中の有用な金属イオンの回収 ~アミミドロのMg吸収効率の向上を目指して~ | 根本 佳祐 | 福島成蹊高等学校 |
北海道奥尻島における磯焼け解決に向けた海洋実験 | 福野 悠斗 | 北海道奥尻高等学校 |
マーブルクレイフィッシュprocambarus fallax forma virginalisの生殖条件について | 石澤 圭城 | 山形県立山形東高等学校 |
日程:2019年5月12日(日)
場所:宮城県仙台市
②関東ブロック
採択チーム
マリンチャレンジプログラム研究費 | 研究代表者名 | 学校名 |
ボラのジャンプ 打倒寄生虫説 | 中山 心 | 関東学院六浦中学校・高等学校 |
植物プランクトンの分布から見た駿府城堀の環境調査 | 山梨 有芽 | 私立 静岡雙葉高等学校 |
キンチャクガニが保持しているイソギンチャクについて | 榊原 聖瑛 | 私立 サレジオ学院中学校 |
都市の川は磯を豊かにできるのか。 | 成宮 旭生 | 横浜市立横浜商業高等学校 |
ヒラメ生産工場 | 土屋 柊人 | 浦和実業学園中学校・高等学校 |
走性を用いたヒトデのコントロール | 成田 裕記 | 市川学園 |
ウキクサによる洗剤の分解と栽培液への馴化 | 坂井 美月 | 山梨英和高等学校 |
柏崎市に生息するカサガイに交雑種は存在するのか? | 山﨑 花鈴 | 新潟県立柏崎高等学校 |
「火山岩による水質浄化」―火山岩の添加による発電菌と脱窒菌の活性化― | 田中 萌映子 | 早稲田大学本庄高等学院 |
外来種のカラドジョウは在来種のドジョウを絶滅に追いやるのか | 小川 莞生 | 浦和実業学園中学校・高等学校 |
珪藻と緑藻でオイルを効率よく精製する細胞をつくる | 佐藤 優衣 | 多摩科学技術高等学校 |
日程:2019年4月21日(日)
場所:東京都港区
③関西ブロック
採択チーム
マリンチャレンジプログラム研究費 | 研究代表者名 | 学校名 |
オタマボヤで海中のバイオマス量を増加させる | 伊勢上 さくら | 須磨学園高等学校 |
さかなの腸内細菌 | 中崎 宏哉 | 大阪明星学園 |
加古川における工事、災害による河川環境の変化の研究 | 高田 龍之介 | 白陵高等学校 |
なぜ潮岬を境とした東西でオカヤドカリ類の分布に違いがあるのか? | 串本古座高等学校 | |
知多地域におけるペットボトルの漂着条件について | 柴田 涼平 | 愛知県立武豊高等学校 |
感染したイソギンチャクでは褐虫藻に光走性の主導権があるのか? | 高橋 侑佑 | 関西学院千里国際高等部 |
城北ワンドのプランクトン調査 | 美濃 大空 | 常翔学園高等学校 |
イセエビ養殖用飼料に用いるアラメ(海藻)の天然栽培実験 | 柏原 睦樹 | 国立和歌山工業高等専門学校 |
腎臓病患者に食の豊かさを | 飯田 実優 | 京都光華高等学校 |
日程:2019年4月21日(日)
場所:大阪府大阪市
④中国・四国ブロック
採択チーム
マリンチャレンジプログラム研究費 | 研究代表者名 | 学校名 |
降河回遊種モクズガニにおける海と川の連続性の評価から ~堰の材質、構造とモクズガニの遡上について~ | 田中 宏樹 | 金光学園中学・高等学校 |
水中での水輸送現象の理論的解明と海底でのごみ回収装置の開発 | 木本 大聖 | 広島県立広島国泰寺高等学校 |
海環境におけるマイクロプラスチック汚染指標の作成 | 福田 有佑 | 広島県立広島国泰寺高等学校 |
好塩性・耐塩性細菌の最適増殖条件を探る | 山田 宗草 | 愛媛県立今治西高等学校 |
養殖鯉の廃棄稚魚からの魚醤生産 ~残渣ゼロプロジェクト~ | 荒木 舞桜里 | 広島県立世羅高等学校 |
柏島を拠点に高知県沿岸の環境を微小貝から考察する | 谷 大地 | 土佐塾高等学校 |
顎無しで砂に潜れる無顎類 | 松本 生成 | 鳥取県立鳥取西高等学校 |
瀬戸内海に生息する石油分解菌の可能性 | 山根 茉紘 | 山口県立徳山高等学校 |
日程:2019年5月12日(日)
場所:岡山県岡山市
⑤九州・沖縄ブロック
採択チーム
マリンチャレンジプログラム研究費 | 研究代表者名 | 学校名 |
あなたも見かけで判断するの? 〜タコの認知能力を解き明かす〜 | 仲間 楓 | 沖縄県立コザ高等学校 |
美ら海とサンゴを守れ!グリーンAIoTによる海中革命!! | 玉那覇 龍太郎 | 国立沖縄工業高等専門学校 |
缶サットを利用したマイクロプラスチックの回収装置の研究 | 藤村 拓海 | 学校法人鎮西敬愛学園敬愛高等学校 |
ヘドロ海域における多年生アマモ苗確立の基礎的研究 | 竹本 響 | 熊本県立芦北高等学校 |
海中にアマモの世界を取り戻せ‼︎ | 重松 慶太朗 | 福岡工業大学附属城東高等学校 |
熊本における淡水産エビの生息状況 | 坂本 実優 | 熊本県立東稜高等学校 |
日程:2019年5月12日(日)
場所:福岡県福岡市
各チームの研究活動の様子は、マリンチャレンジプログラムのWebサイトで随時報告しています。https://marine.s-castle.com/
地方大会見学者募集
下記日程・会場にて、各地方大会を開催します。見学参加が可能ですので、是非お越しください。(要事前申し込み)
北海道・東北ブロック:2019年7月26日(金)郡山ビューホテル(福島県郡山市中町3−1)
関東ブロック:2019年8月2日(金)KFC Hall & Rooms(東京都墨田区横網1丁目6−6番1号 10階)
関西ブロック:2019年8月9日(金)鳥羽水族館(三重県鳥羽市鳥羽3丁目3−6)
中国・四国ブロック: 2019年8月23日(金)高松東急REIホテル(香川県高松市兵庫町9−9)
九州・沖縄ブロック: 2019年8月30日(金)TKPガーデンシティ鹿児島中央(鹿児島県 県鹿児 中央町26-1 南国アネックス )