日本財団、JASTO、リバネスは、人と海との未来を創り出す仲間づくりのため、2017年よりマリンチャレンジプログラムを開始しました。これまで、海洋・水環境に関連するあらゆる研究に挑戦する中高生研究者を対象に、のべ279の研究テーマに対して研究費の助成や研究コーチによるサポートを行ってきました。
この度、マリンチャレンジプログラム2023の採択者を決定したのでお知らせいたします。数多くの申請をいただき、厳正なる審査の結果、全国5ブロックにて計40件が採択されました。採択者は夏の地方大会での成果発表を目指して、本プログラムのサポートのもと研究を進めます。
各地区ブロックでの採択件数は以下の通りです。
● 北海道・東北ブロック 6件
● 関東ブロック 10件
● 関西ブロック 8件
● 中国・四国ブロック 10件
● 九州・沖縄ブロック 6件
採択者は以下の通りです。
エリア | 演題/テーマ名 | 研究代表者 | 所属 | 都道府県 |
北海道・東北 | 地域の資源と環境が織りなす果樹栽培の可能性 | 渡辺 唯莉 | 秋田県立大曲農業高等学校 | 秋田県 |
北海道・東北 | タマクラゲは再生できるのか | 我妻 希音 | 宮城県宮城第一高等学校 | 宮城県 |
北海道・東北 | 山形県置賜地方におけるモツゴとシナイモツゴの分布調査 | 新藤 匠杜 | 山形県立米沢興譲館高等学校 | 山形県 |
北海道・東北 | 海産発光バクテリアの発光現象 ~新たなルシフェリン・ルシフェラーゼの探索~ | 大友 菜結 | 宮城県古川黎明中学校・高等学校 | 宮城県 |
北海道・東北 | チゴダラの餌の嗜好性について | 渡邉 櫂 | 宮城県仙台第三高等学校 | 宮城県 |
北海道・東北 | メキシコサンショウウオの睡眠パターン解明による絶滅の抑止 | 五十嵐 龍翔 | 学校法人羽黒学園 羽黒高等学校 | 山形県 |
関東 | 家庭から排出されるマイクロファイバー回収装置の開発 | 菅野 花鈴 | 東京都立多摩科学技術高等学校 | 東京都 |
関東 |
浜名湖の渦潮は小粒でもぴりりと辛い ~渦潮が生じる地形要因と潮汐リズムの解明~ |
天野 美悠 | 浜松学芸高等学校 | 静岡県 |
関東 | カワリヌマエビを宿主とする共生生物の共生状況と水質の関係 | 鈴木 雅治 | 埼玉県立久喜北陽高等学校 | 埼玉県 |
関東 | 海や川を本来の姿に戻すロボットの製作〜ゴミを集めるサメ~ | 永田 賢之介 | 東京工業大学附属科学技術高等学校 | 東京都 |
関東 | 海綿動物と共生している微生物の抗真菌作用について | 加瀬 晴香 | 公文国際学園高等部 | 神奈川県 |
関東 | 平潟湾に押し寄せる稚魚 〜20年前との魚種の比較〜 | 五月女 陽斗 | 関東学院六浦中学校・高等学校 | 神奈川県 |
関東 | 水中ドローンを用いた藻場再生への挑戦 | 櫻井 優羽 | 静岡聖光学院高等学校 | 静岡県 |
関東 | オオグソクムシの長期的な飼育による行動の規則性の解明 | 杉田 桜巳 | 浅野中学•高等学校 | 神奈川県 |
関東 | ミドリムシを用いたアクアポニックスの新規肥料の模索 | 鈴木 花梨 | 三田国際学園高等学校 | 東京都 |
関東 | カルシウムがザリガニに与える影響 | 藤山 慶人 | 佼成学園高等学校 | 東京都 |
関西 | 海水生魚食魚であるスズキに右利き・左利きは存在するのか!? | 奥田 蒼史 | 姫路市立飾磨高等学校 | 兵庫県 |
関西 | 琵琶湖の外来種及び環境問題 | 入江 真瓶 | 大阪府立芥川高等学校 | 大阪府 |
関西 | 「悩むときの仕草が津波を止める? ”対津波機構”の開発」 | 江川 才翔 | 独立行政法人国立高等専門学校機構和歌山工業高等専門学校 | 和歌山県 |
関西 | 魚の体表の細菌 〜単離した電流発生菌〜 | 野々口 昊成 | 大阪明星高等学校 | 大阪府 |
関西 | 海洋微生物の分布と生態について | 大橋 蓮 | 兵庫県立芦屋国際中等教育学校 | 兵庫県 |
関西 | 海なし県で害獣ウニから価値を生み出す | 土居 千隼 | 奈良育英高校 | 奈良県 |
関西 | 効果的な形状且つ海の生態系を守る人工リーフの実用化に向けて | 木村 尚聖 | 立命館高等学校 | 京都府 |
関西 | りんくうビーチの水質改善 | 渡邉 紗良 | 愛知県立半田高等学校 | 愛知県 |
中国・四国 | ハイブリットアマモで岡山から世界に! | 槇 憂奈 | 清心女子高等学校 | 岡山県 |
中国・四国 | ナベブタムシの生息条件について | 松岡 敏樹 | 今治西高等学校 | 愛媛県 |
中国・四国 | 交流型電磁推進船推進装置の改良と開発 | 吉永 埜人 | 岡山県立玉野高等学校 | 岡山県 |
中国・四国 | 温度差発電で省エネ船舶を実現! | 児玉 春来 | 愛媛県立今治北高等学校 | 愛媛県 |
中国・四国 | アマモ醤油〜ジャマモと呼ばれる海草の可能性〜 | 平岩 恋季 | 岡山学芸館高等学校 | 岡山県 |
中国・四国 | 光エネルギーを利用した海洋性細菌の色素変化 | 門田 未来 | 愛媛大学附属高等学校 | 愛媛県 |
中国・四国 | 山口県の漂着ゴミ調査~プラゴミからカブトガニと鳴き砂を守れ~ | 國弘 崚平 | 防府市立国府中学校 | 山口県 |
中国・四国 | アオリイカ産卵礁の開発 | 藤原 楓也 | 徳島県立徳島科学技術高等学校 | 徳島県 |
中国・四国 | 汽水湖での微生物燃料電池による発電と環境浄化 | 宮廻 陽妃 | 松江工業高等専門学校 | 島根県 |
中国・四国 | フナムシの歩行運動の促進 | 田尾 望乃果 | 広島県立広島国泰寺高等学校 | 広島県 |
九州・沖縄 | 「海のミルク」の消失 | 井川 彰太 | 長崎県立佐世保北高等学校 | 長崎県 |
九州・沖縄 | 江津湖の水温とそれに伴う生物との関係をデータロガーで探る | 湯治 尚紀 | 真和中学・高等学校 | 熊本県 |
九州・沖縄 | 和白干潟におけるアサリの産卵期について | 石丸 文菜 | 福岡工業大学附属城東高等学校 | 福岡県 |
九州・沖縄 | 天降川水系における希少なエビ類の生態と生物多様性 | 當山 哲 | 国分高校 | 鹿児島県 |
九州・沖縄 | 海洋生態系の回復に関わるメカニズムの解明 | 森下 綾夏 | 純心女子高等学校 | 長崎県 |
九州・沖縄 | 棘皮動物の多孔板と体制 | 今村 響 | 熊本県立済々黌高等学校 | 熊本県 |
今後、このチームの活動についてはマリンチャレンジプログラムのWebサイトに随時更新してまいります。採択者らのチャレンジを応援いただけますと幸いです。
また、上記の40件の研究サポートと並行して取り組んでいるマリンチャレンジプログラム2023 共同研究プロジェクトの採択者も決定いたしました。詳細はウェブページをご覧ください。
マリンチャレンジプログラム2023 共同研究プロジェクト 採択者決定!
本プログラムは、次世代へ 豊かで美しい海を引き継ぐた めに、海を介して人と人とが つながる“日本財団「海と日本 プロジェクト」”の一環で行っています。
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社リバネス 担当:仲栄真、吉川
Email: [email protected] Tel: 03-5227-4198