これまでに収集された標本を,形態的特徴から分類する作業を行いました.その結果,調査地域では外来のシナヌマエビが優占種となっていることが明らかになりました.30年前にはこの地に在来のミナミヌマエビが確実に生息していたはずですが,いつの間にか姿を消してしまったようです.今回の全国大会では,この疑問に回答を見出すのは難しいかもしれません.来年度以降も継続して調査を続け,この疑問の解明に取り組んでほしいと思います.
発表の練習では,時間配分もうまく,内容も分かりやすく整理されていました.さらに磨きをかけつつ,本番に向けた確かな準備を重ねてまいりましょう.(石井良典)