Y字迷路を作成し、オオグソクムシの嗜好性実験をおこないました。迷路は衣装ケースではなく、頑丈なトロ舟を選択しました。イカとサバで選択させる実験を8個体におこなった結果、6個体はイカに反応しました。実験開始時の典型的な反応は、シェルターをどけると、触覚をしばらく動かし、10秒後くらいに歩脚で動き始めるというものでした。
2色の食紅を左右の区画で同流量で流し、流れを可視化することを提案しました。これにより、実際に実験をおこなった際に、流速や流れ方が左右で均一かがわかります。また、匂いを付加していない水と、餌の匂いのついた水で比較するコントロール実験をおこなうこと、餌同士をトーナメント形式で嗜好性を比較することを提案しました。(藤島)