前回の面談後,3つの干潟,全23点のコドラードで調査を行ない,サンプルの採集が完了していました。これから,アサリの数の計数と硫化物量の測定を行ない,その相関をとる予定とのこと。余力があれば,アサリの食害生物(ツメタガイやアカニシなど)の数も計数します。
前回宿題だった,アサリと硫化物に相関があった場合にはその理由をどう考えるか。次の2パターンの仮説を考えてきてくれていました。1つ目は,硫化物が毒として働くことで,食害生物からアサリを守っている。2つ目は,硫化物が多いということは,有機物が多いということであるから,アサリにとってエサが多い環境である。相関が出たら,さらにこの仮説を検証していきます。
アサリと硫化物について相関をとるために,Excelの使用をアドバイス。
まず両者のデータを表にし,散布図でデータをプロット。プロットに近似直線(もしくは近似曲線)を描き,どのような相関があるかをみる。相関の度合いを決定係数で示すとさらによい。
8月の発表会に向けて分析を行なっていきます!