「水を全部抜いてしまうことができたらどんなに調査が楽なのだろう」という気持ちにかられてしまう湖の個体群の調査。とは言っても実際に水をすっからかんに抜くことはできません。嫌われ者のブラックバスの生態系を調査し、生態系にどのように影響しているか研究することで、共存できる方法や、生物の保全を行いたいという熱い思いから始まっている研究。なかなか、見えない湖の中の個体群を調査する方法で苦戦しています。
まず、区画作って標識を行ったり、他の生物で標識再捕獲法を行い、応用できそうな点や、課題を見つけてみることを考えてみました。また、魚種は異なっても、生態系の調査の先行研究をさらに調べることでなにか手法のヒントが得られるかもしれません。漁協関係の方や釣り人、釣具屋の方などにも、長年の釣果の変化といった経験に基づくお話も集めてみる予定です。