2017.07.03

和歌山工業高等専門学校:17/7/3 第1回定期面談「環境にストレスフリーなバイオセメンテーション技術」

和歌山県白浜町のシンボルでもある円月島は侵食・崩落の危機にあります。一般的な修復法として安価で強化力に優れたセメント系固化が挙げられますが、環境への配慮および景観保全の面では懸念されています。
そこで、本研究では円月島から単離したUrease生産菌を用いて、環境にストレスフリーなバイオセメンテーション技術を開発し、円月島の修復を試みていきます。さらに、同技術で海水中でのアマモの種苗の固定化も検討していく予定です。
現時点では、海洋環境中からUrease生産菌の単離に成功しており、単離した生産菌を用いたセメンテーションを実行する段階です。セメンテーションでは円月島付近の土を用いたモデル地盤を作成し、同環境での土壌固化評価を目的とした固化・圧縮試験を行います。加えて、炭酸カルシウムの析出量に対する応力・ひずみに関する分析も行う予定です。

海と日本PROJECT
このイベントは、海と日本PROJECTの
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