宮城県仙台第三高校の研究は、チゴダラの好きな餌を調べるというものである。チゴダラという魚は、東北地方などでは割とメジャーな魚であり、食用としても価値があり愛される魚である。しかし、他の地域ではあまり有名でないため、「この魚の知名度を高めたい」というところが高校生の思いである。学生たちの興味は、将来的にチゴダラの養殖技術を発展させることを目指して、まずは魚が好きな餌を調べたいというところである。しかし、魚の好きな餌を知るには、「どの餌が好きなの?」と魚に聞かないといけないが、もちろん魚は喋れないので、簡単にはできない。そこで、学習を利用した魚の好きな餌を調べる方法について説明し、魚の好みを図る実験計画を進めることを提案した。学生主体となって今後の研究方針を改めて考えてもらうことで、次回のミーティングでは具体的な研究計画を練っていけるようにしていきたい。(高橋宏司)