前回の面談では、学生たちに自分の興味を見つめ直して、今後の研究方針について考えるように提案をしていた。それを受けて、学生主導となった実験の計画を提案してくれたが、文献などを調べて面白いアイデアが出ていて、学生の興味が高くなってきていることが感じられた。特に、前回話した「色を見えるか」という部分に新しく興味をもつようになったようで、その点について、色々なアイデアを考えてきてくれていた。一方で、実験を進める上では、まだ問題もある。たとえば、色を使った実験をするには、そもそもの性質として色に対する選好性があるかもしれない。そういう対照実験のようなものについて説明し、今後の実験の方法について具体的なアドバイスをした。学生たちも理解してくれていたようで何よりである。2回のミーティングをしていく中で、そろそろ具体的なやり方も決まって、いよいよ実験を始められそうである。次回までの予備実験の結果が楽しみだ。(高橋宏司)