2023.06.01

【姫路市立飾磨高等学校】初回面談

学生たちが釣りをしている中で気づいた、スズキの顎の形態の違いから左右性に興味をもち、この研究は始まりました。今回の面談はコーチが参加する初めての回であったため、まず高校生による研究紹介をしてもらったところ、とてもよくまとめられていて、明確なプレゼンをしてくれました。一方で、研究の目的についてはまだまだ不明瞭なところもあり、今後の研究方針を定めるために改めて研究を見つめ直すように助言をしました。また、実験に用いる生体サンプルの入手が困難なことから、生徒たちは研究の展開に不安を感じている様子がみられました。生体を使った行動実験は、生物が手に入らないとどうしようもないことで、これは魚の行動実験を専門としている私もしばしば直面する問題です。ただ、採れないサンプリングにばかりエネルギーを割いている暇は、時間のない高校生にはありません。ということで、とりあえず手持ちの画像データや行動データを改めて見つめ直して、新たな解釈を進めることを提案することにしました。次の面談で、新しい成果を聞けるのが今から楽しみです。(高橋宏司)

海と日本PROJECT
このイベントは、海と日本PROJECTの
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