10月26-28日とマリンチャレンジ北海道・東北大会参加校を訪問してきました。
各校の研究の様子をレポートします!
志津川高等学校
八幡川の河口には元々防潮堤がありましたが、震災の津波で破壊され、そこに新しく干潟(松原干潟:命名志津川高校)ができました。
この川の河口付近にその干潟はありますが、普段は立ち入り禁止との事です。写真中央に、南三陸防災庁舎が見えます。補修が完了し、2031年までは県による管理が決定されています。防災庁舎が土壁に囲まれている事から、かさ上げ工事の高さが分かります。
干潟がなくなるというニュースは多いけど、新しくできたというのはあまり聞いたことがありません。新生(今回の場合、正確には復活)した干潟に生態系がどのように発達していくのか調べるため、今年は予備試験的に生態調査を行いました。結果2回の調査で78種類の生物が見つかり、すでに豊かな環境となっていることがわかりました。来年以降は、他の干潟の生物相の比較や、松原干潟の生態系の経時変化を調べていきます。
11月2日に行われる県の研究発表会のポスタープレゼンチェックをしてきました。口頭発表とポスター発表の違いは?など色々と質問をいただき、有意義な時間になりました。
これから先、干潟の環境を守っていくためにも、継続して研究できる環境を整え、地域の自然の価値が高まる事を期待しています。