2回目のメンタリング!
天然物のマダイの色と比較するための客観的な基準を作成する必要がありました。そこで今回、写真の色を自動で識別する画像認識ソフトを導入し、育てたマダイを調べて見ました。
その結果、マダイの尾びれの付け根部分を調べると比較できることがわかりました。
また色の構成を調べると養殖マダイは天然真鯛に比べて、マゼンダやイエローに比べてブラックの割合が高くなること、天然物ではシアンはほとんど確認されないが、養殖物はシアンが少なからず確認されることがわかりました。
さらに水槽ごとの違いを見てみると、緑色光・青色光のみで育てたマダイはブラックの割合がマゼンダ・イエローよりも低くなりました。しかし赤のみの光で育てたマダイはブラックの割合が高まることが分かりました。
さらに赤のみで育てたマダイは攻撃性が高まるという結果も見られた。この結果についてストレスの影響があるのではないかとアドバイス。
まだ稚魚の段階なので、成魚になった場合どのような違いがでるのかなどなどまだまだ調べたいことがいっぱいあるようでした。今まで様々な魚を育ててきた経験も踏まえて、有意義な議論ができました。
今後さらなる研究の発展が楽しみです。
文:メンター(滝野翔大)