北海道・東北ブロック

宮川の浄化力に関する研究 ~地元の河川からみる自然の浄化作用~

●研究代表者
矢澤 宗一郎
●研究代表者所属校
福島県立会津学鳳中学校
宮川は福島県の会津美里町を流れ,阿賀野川水系に属する全長37kmの一級河川である。私は非生物的環境と生物群集の調査の両面から宮川生態系の全容を明らかにすることを目的に研究を実施した。濁度・pH・CODや各種無機物質、指標生物などによる調査結果から、宮川の河川水は住宅密集地で汚水に含まれる物質が流入し、水質が急速に低下している状況が判明した。それに伴い、生物相と数量また個体の大きさなどの変化も確認した。また田園地帯を流れる下流域で次第に浄化され、水質が回復している状況も確認した。以上の結果から、仮説「宮川の水質は、生活排水によって低下するが、河川の浄化作用によって回復する」は正しいと結論づけた。

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