九州・沖縄ブロック

ヘドロ海域における多年生アマモ苗確立の基礎的研究

●研究代表者
竹本 響
●研究代表者所属校
熊本県立芦北高等学校
アマモは、一般的に多年生植物とされるが、夏場の高水温や光量不足などの環境ストレスが高まる海域では、一年生アマモもみられると言われている。芦北湾のアマモは、1年生アマモと多年生アマモが存在する。昨年、ヘドロの堆積が多い海域において天然苗の移植を行い、順調に生育したものの種子放出後は枯死し、多年生のアマモは見られなかった。本研究では、天然アマモ場の多年生アマモを用いてヘドロ区域のアマモの多年生化を目指す。昨年度の課題をもとに①天然アマモ場から地下茎が発達しているアマモを用いる。②ヘドロの巻き上げによる光量不足を防ぐためにカキ殻を敷き詰める。これらの方法によりヘドロ区域のアマモの多年生化を図る。
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