中国・四国ブロック

牡蠣殻を用いて干潟の生物多様性を回復する手法の確立に向けて

●研究代表者
六車 心音
●研究代表者所属校
岡山学芸館高等学校
先輩たちの研究で、牡蠣殻を干潟表面に設置すると生物多様性が向上することが示された。2018年夏、重機が天然干潟「米子湾」の表面を撹乱した。生物(ベントス)量は激減し、1年以上放置しても回復していない。米子湾に牡蠣殻と複数のコドラートを設置し、ベントスの個体数、総湿重量、長径、優占種ウミニナの優占率を計測して、自然回復が不可能なほどの撹乱後でも奏功するかを検証する。また、撹乱前のデータと比較し完全な回復までに必要な時間を予測する。これにより、撹乱のダメージを計り、牡蠣殻を設置する手法の応用範囲を広げられる。
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