漂着ゴミの現状調査時に鳴き砂に出逢い、魅力を知った。そこで鳴き砂の石英含有率、音質を調べ、砂が鳴かなくなる原因を定量的に追究した。また砂と水の混合物の入ったペットボトルを激しく振りろ過をすることで、鳴き砂復活に効果があることがわかった。 今年度は、石英の大きさや統一性と音質の関係、プラスチックや油の除去方法の再検討、自然物と音質の関係、海洋環境のバロメーターとしての価値の検討などを追究し、海洋環境を推察できる資料の一つにしたい。 美しい海環境のシンボルである鳴き砂が、地殻変動や開発で失われていく現状に対して、データを後世に残すこと、マイクロプラスチック問題解決の糸口になる研究にしたいと思う。
活動情報
ただいま活動情報はありません。