北海道・東北ブロック

イシクラゲを活用し、湖沼や海水中のセシウムイオンを回収するための基礎的な研究

●研究代表者
紺野 波瑠
●研究代表者所属校
福島成蹊高等学校
6年前の福島原発事故後、学校近くの茶屋沼(空間線量が比較的高かった渡利地区にある)にて、自然科学部で水質調査を行っている際に小道でイシクラゲを発見した。文献調査をしている中で、イシクラゲがセシウムを吸収するとの記述を発見したことから、この研究を開始した。先ずは、塩化セシウム水溶液を用いてイシクラゲを用いたカラムクロマトグラフィーにより、セシウムを吸収するかをカラム通過前後の溶液の電気伝導度を測定し調べた。塩化セシウム水溶液に投入したイシクラゲの細胞内に変化がないか光学顕微鏡で観察。将来、イシクラゲを利用して、湖沼,海水,汚染水などから放射性セシウムの除去を目指して、活動している。

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