北海道・東北ブロック

藻類を活用し海水中の有用な金属イオンの回収を試みた基礎的な研究 ~アミミドロによるMg回収を目指して~

●研究代表者
遠藤 瑞季
●研究代表者所属校
学校法人福島成蹊学園福島成蹊高等学校
近年、熊本大学先進マグネシウム国際研究センターで耐熱性と強度を強化した不燃性Mgが開発された。不燃性Mgは、従来のFeやAlといった金属元素に変わり近い将来、自動車や航空機に応用されると予想されている。このように、Mgは将来的に有望な金属であるため、藻類を活用してMgの回収を試みることで、資源の乏しい日本に少しでも貢献したいと考えている。先行研究で福島大学に依頼し、アミミドロの元素分析を行ったところ、白い結晶のようなものが発見された。白い結晶からはO、Mg、Sr、Pが確認された。このことから、今回はアミミドロでのMgの吸収・回収を目指して様々な条件でMgの定量を行いたい。
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