私たちは水道水をはじめとして、様々な形で琵琶湖の水を利用している。時折、水道水から異臭がすると聞くが、その原因の一つが、植物プランクトンであるオシラトリアOscillatoriaの異常増殖であり、窒素やリンなどを含む無機塩類の過剰蓄積が関わっている。琵琶湖に流れ込む河川の周辺には水田が多く、使用された肥料のうち、植物が利用しきれない分が河川を通して琵琶湖に流入しているのではないかと考えた。そこで、水田をマイクロスケール化し、イネの成長と施肥量との関係を調べることで適正な施肥量に関する知見を得ることを試みた。本研究で得られた知見が、琵琶湖をはじめとする、私たちの生活に関わる様々な水系の保全に繋がることを期待している。
活動情報
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