宮古付近の沿岸に生息する「アカザラガイ」は、ホタテガイに似ているが一般的に流通もなく、宮城県気仙沼市の一部で養殖されているだけである。授業でホタテガイについているアカザラガイに興味を持ち、調べてみると、宮古近郊では、ホタテガイ養殖カゴに付着したものが、ごくまれにスーパーや鮮魚店で販売されるのみで、その利用はほとんどなく未利用資源と呼べる有用水産生物であるということがわかった。アカザラガイの味はホタテガイに似ていることから、地域の新たな特産物として付加価値を付けることが可能であるか、新たな有用資源として活用できるかなどその生態について調査し理解しながら、調査・研究に取り組む。
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