イソギンチャクとサンゴは共に刺胞動物門花虫綱に分類される生物であり,いずれも体内に褐虫藻が共生することが知られている。海水温上昇などにより褐虫藻を失う白化現象が問題視されているが,環境次第では白化から回復することも確認されている。しかしながら白化現象からの回復を促す詳しい条件は分かっていない。そこで我々は,サンゴよりも採餌能力が高く,白化後も一定期間生育させることが可能なイソギンチャクを用いて,白化からの回復に最適な条件を検討する。まずは飼育環境下における,最適な光の波長を調査・検討する。
活動情報
- 2022.07.08
- 【サレジオ学院高等学校】イソギンチャクの白化現象