養殖魚におけるn-3脂肪酸とn-6脂肪酸の比率の異常と人間の食習慣、またその改善策について。

摂取量のバランスが生活習慣病の発現に大きく関わるn-3脂肪酸とn-6脂肪酸の養殖魚における天然魚と比較しての相対的な含有量の偏りが発生しているのではないか、また”その偏りが養殖魚を多く口にする現代の人々の健康にも影響を与えている”という仮説を、養殖魚と天然魚における成分分析結果の比較や、自ら一定の期間養殖魚と天然魚を摂取した後の血中成分の分析によって実証する。実験の結果は仮説通りと予想し、それが実証された場合、養殖魚のn-3、n-6脂肪酸の含有量を天然魚に近づけられるような養殖魚の餌への工夫を研究する。