昨年私たちは、発生面・進化面・形態面で左右相称とされるヒトデ・クモヒトデは海水の取り入れ口がある多孔板の方向に移動し、行動面においても左右相称であると報告した。2年前、先輩方もウニで同様の報告をしている。しかし、多孔板の方向に進む理由は不明である。今年は様々な条件で実験を行い棘皮動物が多孔板の方向に移動する理由を明らかにしたい。クモヒトデの移動時の腕の使い方を観察していると多孔板の隣の腕の方向に動き出すことが多く、多孔板の方向にまっすぐ進まないことに気が付いた。腕の使い方の観察を行い移動方向の補正方法も明らかにしたい。実験時の条件と移動時の体の使い方に注目して棘皮動物の体制を明らかにしたい。
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