中国・四国ブロック

養殖鯉の廃棄稚魚からの魚醤生産 ~残渣ゼロプロジェクト~

●研究代表者
荒木 舞桜里
●研究代表者所属校
広島県立世羅高等学校
広島城は別名「鯉城」とも呼ばれ,鯉は広島と縁の深い魚です。錦鯉の養殖は盛んで,発祥地である新潟県に次ぐ知名度を持っています。しかし,養殖過程では発色の良い鯉以外の稚魚は,選別され廃棄されています。この廃棄される稚魚を活用した米生産を行いました。しかし,廃棄される稚魚が多く,稚魚そのままで活用できる魚醤を作れないかと考えました。昨年の研究で,魚醤をつくることに成功しました。しかし,塩分を添加して醸造する従来の魚醤生産では,残渣の使用方法がなく産業廃棄物となってしまいます。そこで,残渣まですべて使い切るためにも塩分添加をおさえ,残渣は肥料として水田に還元できる魚醤生産を行いたいと考えました。
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