北海道・東北ブロック

松原干潟の生物調査

●研究代表者
渡辺 洸人
●研究代表者所属校
宮城県志津川高等学校
町内を流れる八幡川河口には,2017年から生物調査を行っている松原干潟があります。この場所は,50年前は天然の干潟でしたが,チリ地震津波後に防潮堤が築かれ松原公園となりました。しかし,東日本大震災の津波によって防潮堤が壊され再び,干潟に戻りました。この干潟は巨大防潮堤により埋め立てられる予定でしたが,住民の運動により防潮堤は陸側に移され,守れることになりました。震災によって南三陸町は大きな被害を受けましたが,干潟や川の生態系がどのような影響を受けたのかは明らかになっていません。そこで松原干潟を含めた八幡川下流域の生物調査を行うことによって震災後の南三陸町の自然の変動を把握することにしました。
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