志津川湾にはいくつもの重要な干潟がある。八幡川河口域もその一つで,50年前は砂浜で海水浴を楽しんだり,あさりが沢山摂れたが,チリ地震津波後は防潮堤が築かれ公園となった。しかし,東日本大震災の津波によって干潟に戻った。震災後のそこには再び巨大防潮堤ができる予定だったが,住民の運動により干潟が守られることになった。干潟には,貝類やゴカイ類,エビ・カニ類など様々な生物が育ち,水鳥が飛来する環境を作る力がある。干潟の浄化作用が回復して,様々な生物が棲息しているのではないかと推測される。そこで,大潮の干潮時に干潟に戻った八幡川の河口域にどのような生物が棲息しているのかを採集と観察により調査する。
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