日本でもよく見られるユビナガホンヤドカリは、近年減少傾向があることが報告されている。私達はその対策に向け、まずは本種の大きさが背負う貝殻の形状等にどのような選好性があるかを明らかにする。近縁のホンヤドカリの甲長と背負う貝殻の大きさに関係があることがわかっているが、ユビナガホンヤドカリについては報告がない。そこでフィールドおよび飼育下でユビナガホンヤドカリの殻交換の頻度や選好性を観察し、体長・甲長・鋏脚の大きさと貝殻の大きさや巻数、形状などのデータから選好性を明らかにする。
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