本研究の目的は、日本でマイクロファイバー(MF)回収を促進することだ。MFとは、衣類などに含まれる8㎛以下の化学繊維のことで、海洋マイクロプラスチックの約35%を占めている。MFは洗濯時に大量に排出される。洗濯時にMF回収装置を使用し、排出を抑える方法があるが、日本は装置の普及率が低く、情報も不足している。昨年度、MF回収に伴う情報を補うためにMF回収装置の調査を行った。その結果、どの装置も回収能力はあるが、洗濯時に追加の手間が増える課題が見つかった。そこで、本研究では使用する際に負担が少ない装置を開発する。その装置はMFが通らない程の目の細かい素材に変更した、洗濯機付属の糸くずフィルターの改良品だと考える。
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