微小貝は成貝でも大きさが数㎜にしかならない。とても小さいため、存在さえあまり知られていないし、環境の変化の影響を受けやすいと考えられる。高知県南岸は黒潮が流れていて多種多様な海洋生物が生育しているが、近年は防災を目的とする護岸工事などがおこなわれ、自然のままの海岸は減少しているそうだ。本研究では、環境の指標としての微小貝が、土佐湾沿岸のどこでどれくらい採集できるのかを明らかにしたい。先輩が研究した柏島の微小貝と比較し、海岸の環境を考察したい。そして、この研究を豊かな海洋環境の保全活動につなげていきたい。
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