私達は、毎日、生活をしているだけで河川や海などを汚染している。その汚染された河川や海などの水を身近に生息していて、誰でも使うことのできる生物で簡単に水質を浄化できないかと思い、本校のビオトープに生息するウキクサを使用した。これまでの研究では、ウキクサをLASを溶かした蒸留水と微生物が存在するビオトープの水に浮かべ、LASの濃度を液体クロマトグラフィーで数値化した。しかし、昨年行った夏季の5日間と冬季に行った約1ヶ月間の実験の結果からウキクサの水質浄化能力は環境に左右されやすいことがわかった。今回は、ウキクサにとってLASを分解するための最適な温度条件、光条件を見つける。